【ラサ(中国チベット自治区)時事】中国チベット自治区の◆(赤にオオザト)鵬常務副主席が29日、ラサで中国駐在の外国メディアと会見し、「(チベット仏教最高指導者)ダライ・ラマ14世の集団の存在がチベットの不安定要素」と述べながらも、「われわれは安定維持の能力を持っている」と自信を示した。
 ダライ・ラマ側との対話再開については「チベット独立の主張を放棄し、祖国分裂活動を停止することなどが条件」として共産党中央の方針を繰り返した。ダライ・ラマらの後継者選びに関しては「仏教の教義に従った手続きで進め、中央政府が承認しなければ有効ではない」と強調した。

時事ドットコム 2010/06/29
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