訪中している参院日中交流議員団(大石正光団長)は29日、北京の人民大会堂で、全国人民代表大会(全人代=国会)の李建国・常務委員会副委員長らと「第4回日中議員会議」を開いた。大石氏は、中国製ギョーザ中毒事件の容疑者逮捕を受け、食品安全面での信頼回復に期待を表明し、中国側の一層の取り組みを促した。

 会議では、日中関係や国際・地域情勢、気候変動問題などをめぐり意見交換。全人代側から東アジアの地域統合を目指すべきだとの発言があったほか、朝鮮半島問題などをめぐる日中協力の重要性を指摘する声も出た。

 日中議員会議は2007年に日本で初開催。参院と全人代の代表団が年1回、相互訪問する形で続けている。今回の会議では、若手議員の交流促進でも一致した。(共同)

産経新聞 2010.4.29
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