中国の新駐日大使、程永華氏が28日夕、北京からの中国国際航空機で成田空港に到着、着任した。程氏は日本語が堪能で過去に駐日公使も務めた知日派。

 経済発展を続ける中国は昨年、輸出額が世界一になり、国内総生産(GDP)も世界2位の日本に迫った。日中の相互依存が一段と強まる中、両国が掲げる「戦略的互恵関係」の深化が程氏の最大の課題となる。

 程氏は成田空港で記者団に対し「政治、経済両面のほか、国民レベルでも戦略的互恵関係を深めていきたい」と抱負を語った。

 程氏は55歳。1975〜77年、日本の創価大学に留学。2003年からの駐日公使を含め計4回の在日大使館勤務がある。 

産経新聞 2010.2.28
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