2009年11月27日、北京市の裁判所でメラミン入り粉ミルク事件をめぐる、初の民事民事訴訟が始まった。28日、BBC放送中国語サイトが伝えた。

昨年、三鹿集団ブランドなどの粉ミルクにメラミンが混入、幼児6人が死亡、30万人に健康被害が生じる大事件となった。被害者家族の多くは賠償協議成立後、訴訟を取り下げたが、北京市の許志勇(シュー・ジーヨン)弁護士は賠償額が少なすぎるとして被害者200人の代理人として訴訟を続けている。

メラミン入り粉ミルク事件をめぐる民事訴訟ではほとんどのケースで裁判所が不受理の判断を示している。こうした中、始まった北京市裁判所の審理はわずかとはいえ希望をもたらすものと許弁護士は評価した。(翻訳・編集/KT)

レコードチャイナ 2009-11-29
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