中国の全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会は31日、外交官の職責や資格を定めた外国駐在外交官法案を可決した。結婚時には相手の身元を報告するよう義務付け、配偶者が外国の国籍や長期滞在許可を持っている場合は本人の外国駐在を認めないことも盛り込んだ。

 全人代当局者は可決後の記者会見で、結婚に関する規定に関し「外国駐在の外交官には一般国民と異なる義務や責任がある」と説明した。

 同法は外交官本人に対しても「良好な政治的素質」を要求している。

 中国は現在171カ国と国交があり、大使館などの在外外交機関は約250カ所。外国駐在の外交官は5千人余りに上っている。(共同)

産経新聞 2009.10.31
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