2009年10月15日、オーストラリア紙シドニーモーニングヘラルドは記事「再生可能エネルギー掌握を目指す中国」を掲載した。16日、環球時報が伝えた。

中国は世界最大の温室効果ガス排出国であるばかりか削減目標すら打ち出さないことから、気候変動問題の“悪役”として見られてきた。しかしその一方で中国がクリーンエネルギー活用で大きな成果を上げていることは見過ごされている。

昨年末、中国は4兆元(約52兆円)の景気対策を発表、うち40%は環境保護関連に投じられている。デブア国連気候変動枠組条約事務局長は、景気対策により中国は気候変動対策の先頭に立ったと高く評価した。

2008年、世界で導入された太陽光発電のうち44%は中国で製造されたものだった。また中国の風力発電容量は2008年、1200万キロワットに達した。今後も毎年倍増するペースで拡大していくという。2020年までに全エネルギーに占める再生エネルギーの割合を15%にするという目標も実現される見通しだという。(翻訳・編集/KT)

レコードチャイナ 2009-10-18
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