【北京時事】中国の温家宝首相は30日夜、北京の人民大会堂で開かれた建国60周年(10月1日)記念レセプションであいさつし、一党独裁体制が直面する課題に触れ、党幹部の腐敗撲滅や「党と人民の血肉関係」の強化に取り組んでいく断固たる決意を表明した。
 一方で温首相は、「改革・開放政策がなければ、今日の中国の繁栄はなかった」と共産党による執政の正当性をアピール。また新疆ウイグル自治区などでの民族対立が激化する中、少数民族政策を堅持する姿勢を示したほか、「台湾の平和的統一」を進めると呼び掛けた。

時事ドットコム 2009/09/30
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