【北京=野口東秀】中国では建国60周年の1日、大規模な軍事パレード「国慶大閲兵」が行われる。登場する装備と兵器の9割が「初公開」とされ、10年ぶり、14回目となるパレードは、胡錦濤国家主席にとり、軍の掌握ぶりと国力を内外に誇示する最高の舞台となる。

 時の最高実力者は軍事パレードを誇らしげに閲兵し、パレードは時代と情勢を映し出しもしてきた。

 パレードは1949年の「開国大典」から59年まで、毎年行われた。だが、国内経済の疲弊などにより60年は中止され、その後も文化大革命のために24年間行われなかった。

 それが復活したのは建国35周年にあたる84年のことで、トウ小平氏が閲兵した。

天安門事件が起きた89年(建国40周年)にはパレードはなかった。99年の50周年は江沢民氏が閲兵した。

 今回のパレードには52種類の主要装備が登場し「100%国産、うち9割が初公開」(閲兵連合指揮部の高建国少将)という。
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産経新聞 2009.9.30
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