太田誠一氏
☆移民政策は人権侵害だ

【日本だってチベットなるかもしれない】

−−ダライ・ラマ14世に会われる前からチベット問題というのは興味は持たれていましたか?

「いや、特別チベット問題に感心があったわけじゃないんですよ。ただ、そういう中国共産党の圧政に対して、なお戦おうとしているんだということは、ニュースを通じて分かっていまして。それは、ほおっておけないと思うじゃないですか。勝負がついちゃって終わっているならしかたないけど、そうじゃない。なんかあるんだろうと。守らなきゃいけないものが、なんかあるんだろうと。それは知っておかなきゃいけないと思うんですね」

−−30分の面会だったと思うんですが、どんなお話を?

「ダライ・ラマと私の間に共通していることは何なのか、と。まず確認をしなきゃいけないと思って。共通していることは少ないですよね。少ない中で、世界のどの国の指導者も、国内で人権侵害がないということを証明しなければいけない、ということだけが、共通して言えることでした。どこの国が人権侵害していないか、という話を中国にむけてするわけじゃない。ようするに一般論という形で。人権侵害が行われていないことを、すべての国が積極的に証明しなければならない、ということは、暗にいえば、中国政府の支配下でも人権侵害が行われていてはならない、ということになるからね。そこをまず確認して」
>>>続く

産経新聞 2009年4月29日
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090429/plc0904291350009-n1.htm