チャールズ皇太子,チベット問題の進展を強調

プリンス・オブ・ウェールズは木曜日、中国主席と個別会談においてチベットの支持を強く訴えた。

フリー・チベット・キャンペーン・グループは、チャールズ皇太子に、彼が胡錦濤国家主席との会談で取り上げることを希望する人権の範囲のリストを送っていた。

かつて中国の指導者のことを「恐ろしいほど古い蝋(ろう)人形館」と述べたことのある皇太子はロンドンのマンダリン・オリエンタル・ホテルで主席と会見する予定である。

この歴史的な動きは,皇太子の以前からの気がかりな中国との関係や交渉の総括的修復の一部として重要であると見られるであろう。

中国は、領土であることを強く主張するため、1950年に数千もの軍隊をチベットに侵攻させたが、数十年もその地域(チベット)の統治に対して様々な人権団体によって非難され続けてきた。

昨年、極めて大規模な衝突が,反中抗議活動者と中国当局との間で起こり、その(チベット)全域で六千人が逮捕され、フリー・チベットによると未だ一千人以上がいまだに行方不明である。

フリーチベットの広報担当は、皇太子にこれまで送ってきた質問は、昨年の抗議行動の間の行き過ぎた暴力の調査や、チベット地域の中国軍隊が武器を持たない抗議者に対して行使されてはならないとの胡主席への主張を含むものである。主席は、チベットの代表団との会談を開くようにとも促されるべきである。

チャールズ皇太子は、中国には分裂主義者として見なされるチベットの精神的指導者であるダライ・ラマ法王の支援者であり支持者である。

フリーチベットの広報担当者は,チベット全域が今や「事実上の戒厳令」下にあり、ダライ・ラマ法王はこの状況を「生き地獄」と描写した。

広報担当者は、「チャールズ皇太子はダライ・ラマ法王と無二の親友であり、私は,皇太子がダライ・ラマ法王の発言と私たちが皇太子に送った書簡は、皇太子が行動を起こし過去に行ってきたことと同様のチベットに対する支持を表明されたことを確信しています」と加えた。

The Press Association[Thursday, April 02, 2009 19:38]

(tibet hymalaya news)

Phayul 2009年4月2日
http://www.phayul.com/news/article.aspx?id=24368