インド感謝祭が開幕

ニュー・デリー,3月26日 : インド政府と人々に宣言された五日間の感謝祭が今日,インドの首都で,チベット亡命政府の総理大臣Aamdhong Rinpoche博士によって開幕した。

このインド感謝祭は,亡命チベット人の50周年として注目されている一連の行事の一つである。1959年に中国支配に反対して立ち上がったチベットの人々の失敗に終わった騒乱は,チベット人指導者ダライ・ラマ法王様と数千もの人々を亡命へと追いやった。亡命した人々の多くは,インドに避難した。

インド国際センターで行なわれた式典の主賓としてヒンディー語のスピーチで,Samdhong Rinpoche博士はインド政府と50年間にわたる親切なもてなしに感謝した。

この感謝祭は,インド国際センターと,中央チベット政府の情報・国際関係省(DIR),そしてニュー・デリーにあるダライ・ラマ法王庁との共同主催である。

このイベントはまた,「教育,文化保護(護持),共同体の立ち上げ,ダライ・ラマ法王様の指導の下,チベットの人々の基本的アイデンティティ(自己認識)の保護(護持)という素晴らしい足跡を残したチベット難民の貢献と不屈の努力(実績)」を称えるためのものでもあると,亡命政府のウェブサイトは述べている。

感謝祭の主要な呼び物としていくつか挙げると。映画やドキュメンタリーの上映や文化展示などがある。文化展示には,タンカの絵画,金属の彫像,木の彫刻,伝統的な絨毯や(既婚女性が身に付ける)エプロンの機織り,そして古代チベットの文献がある。

他にも注目を集めるものがある。一連のチベットの仏教や文化そして環境の講義がある。これらは,各々の問題(課題,議題,論点,争点)において,何人ものもっとも有名なチベット人やチベット人以外の人的資産(講師陣,専門家たち)によって行なわれる。

ダライ・ラマ法王様は,最終日3月31日に出席され,このインド感謝祭を光輝あるものとするだろう。

(訳jiro氏)

〜Phayul(パユル=祖国) 2009年3月27日〜
http://www.phayul.com/news/article.aspx?id=24298