中国の公安当局に拘束されているウイグル族の著名な研究者について、現地の警察は「ウイグルの独立を唱え、国家の安全に危害を与えた」として取り調べを進めていることを明らかにしましたが、不当な拘束だとして釈放を求める声が広がっています。
ウイグル族の権利擁護を訴えている北京在住のウイグル族の研究者、イリハム・トフティ氏は、今月15日、中国の公安当局に拘束されました。
イリハム氏は、去年10月、天安門広場の近くで車が歩道に突っ込んで炎上し、多数の死傷者が出た事件で、中国政府が組織的なテロと断定したことについて、「証拠は不十分で早急に決めつけるのは無責任だ」と批判していました。
イリハム氏について、新疆ウイグル自治区の警察は25日夜、「ウイグルの独立を目指す海外の勢力と結託し、インターネットを利用してウイグルの独立を唱えるなど、国家の安全と社会の安定に重大な危害を与えた」とする声明を出し、取り調べを進めていることを明らかにしました。
イリハム氏は中国政府の民族政策を批判する一方で、ウイグルの独立には一貫して反対していて、政府に批判的な言論を封じ込めるための不当な拘束だとして、即時釈放を求める声が国内外で広がっています。
2014年1月26日 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140126/k10014772781000.html
ウイグル族の権利擁護を訴えている北京在住のウイグル族の研究者、イリハム・トフティ氏は、今月15日、中国の公安当局に拘束されました。
イリハム氏は、去年10月、天安門広場の近くで車が歩道に突っ込んで炎上し、多数の死傷者が出た事件で、中国政府が組織的なテロと断定したことについて、「証拠は不十分で早急に決めつけるのは無責任だ」と批判していました。
イリハム氏について、新疆ウイグル自治区の警察は25日夜、「ウイグルの独立を目指す海外の勢力と結託し、インターネットを利用してウイグルの独立を唱えるなど、国家の安全と社会の安定に重大な危害を与えた」とする声明を出し、取り調べを進めていることを明らかにしました。
イリハム氏は中国政府の民族政策を批判する一方で、ウイグルの独立には一貫して反対していて、政府に批判的な言論を封じ込めるための不当な拘束だとして、即時釈放を求める声が国内外で広がっています。
2014年1月26日 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140126/k10014772781000.html