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チベット、ネパール、モンゴル、ウイグル、中国、ネパール、インドなどの情報を集約 -- Tibet-Uyghur-South Mongol issues, China, Bhutan, Nepal, India and etc related human right, freedom and peace

2010年04月

緊急プレスリリース;中国西部、青海省大地震の被災者のための緊急アピール

P43015034月30日、15時より、日本記者クラブ(日本プレスセンタービル、“宗派を超えてチベットの平和を祈念し行動する僧侶・在家の会”が、緊急記者会見を行った。

内容は、中国西部、青海省大地震の被災者のための緊急アピールである。署名活動も行う。

同会の今回の行動は以下のとおりである。

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1.要請文・声明の発表
(日本語、英語、中国語、韓国語、ヴェトナム語、ヒンディ語)
http://www.supersamgha.jp/

※日本語声明に関しては下記にも掲載

2.僧侶による法要の施行

3.日本政府、在日中国大使館へ要請文・声明を届ける

4.中国の被災地へ日本の僧侶が訪問し、法要を行う

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声明へのご賛同者を求めていいる。(名前、★団体名等を添えて info@supersamgha.jp まで。サブジェクトに 青海省大地震の被災者のための緊急アピールと記入のこと)

宗派を超えてチベットの平和を祈念し行動する僧侶・在家の会
http://www.supersamgha.jp

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●要請文・声明

私たち日本の仏教徒僧俗一同は、今、宗派や教団の垣根を越えた団結の下、この度中国・青海省玉樹地方で発生した大地震によって尊い生命を落とされたすべての犠牲者の皆さまに、謹んで哀悼の意を表すると共に、心より追善の祈りを捧げます。

そして、今なお瓦礫の中に埋もれたままの多くの人々、厳しい状況下、病に伏せられている多くの救援者の方々の生命が一人でも多く救われんことを願っております。

この度、私たちは、地震被災地であるジェクンド(玉樹)被災地の方々が胡錦涛総書記及び温家宝首相に送った「ダライ・ラマ法王の被災地訪問請願書」とダライ・ラマ法王が被災地訪問を強く願われた書簡を手にし、国家主権・国籍・人種・性別を超えた「人の心を慈しむ」同じ仏教徒として、人として生きるという倫理に照らして明らかに正しいこの願いを叶えて頂くよう、中国共産党中央政府に対し誠意を持って心から強く要請致します。

この願いが叶えられるか否かは、一重に貴中国共産党中央政府と、偉大なる歴史を築いてきた世界中の中国人民の叡智・英断次第であり、それは、異なる者への排除と力とによる正当性ではない、「和」による正当性を説き示し、教導することです。この「和」による叡智・英断は、必ずや暗雲漂うばかりの人類の現代史において、金力と腕力ばかりがモノを言う世界、とは一線を画する象徴的且つ歴史的な転回点となるものと認識致しております。

私たちは、本国(日本国)政府や貴国在日大使館ばかりでなく、この要請文を、中国共産党中央政府と世界中の中国人民、そして、世界中の人々に直接に問うています。何故ならば、チベット仏教徒やビルマ仏教徒が身体を張り、生命を張って仏教を説いているが如く、これこそが、世の政治・経済とは一線を画し、そこに若しも倫理的・道理的な不正あらば、それを正すべきことこそが仏教者・宗教者としての本来的な使命であると覚悟しているからです。

日本国仏教徒の皆様、アジアの仏教徒の皆様、世界中の仏教徒の皆様、チベット人の皆様、宗教者の皆様、そして、世界中の皆様、この意義を理解して頂けるならば、どうかジェクンド(玉樹)地方の被災地の方々とダライ・ラマ法王の誠心誠意なる願いと訴えを後押しするよう立ち上がって下さい。

この要請文は、世界の皆様への署名運動としても活用致します。この要請文を手にされた皆様、どうかご賛同とご協力をお願い申し上げます。

世界を変え得るのは、私たち一人一人の心次第なのです。

最後になりますが、「生命を守る友愛」を政治的信条とされる鳩山首相、言葉にできない苦しみの中にある被災地の人々のもとへ、ダライ・ラマ法王が訪問できるよう、首相から中国指導者に直接、可能な限りの働きかけをしてくださることを切にお願い申し上げます。

スーパー・サンガ
“宗派を超えてチベットの平和を祈念し行動する僧侶・在家の会”

http://www.supersamgha.jp
info@supersamgha.jp

【書評】『中国人の世界乗っ取り計画』河添恵子著

■狂躁ぶり描く驚嘆リポート

一読して驚いた。日本での中国人の迷惑行動は承知だったが、本書はカナダ はもとよりイタリアからアフリカまで世界各地の中国人の狂躁(きょうそう)ぶりを余す所なく描く。実に驚嘆すべき実態リポートである。

ある移民コンサルタントが移民の相談をしに来た中国人に「卒業証明書は?」と尋ねたら、「どこの大学がいいか? 明日準備するから」と言われて絶句したとい う話が書かれている。偽造書類作成は朝飯前のツワモノぞろいの中国人世界である。中国国内では人民元の偽札問題が日常化している。銀行のATMから も偽札が出る。銀行は回収してくれない。中国の全通貨発行量の20%は偽札だと囁(ささや)かれている。

<<<全文

産経 2010.4.25

【インド政治】チベット亡命政権、50周年イベントを開催

ダライ・ラマ14世がチベットから亡命し、ダラムサラに臨時政府を設置してから4月30日で50周年を迎えるにあたり、中央チベット政権(Central Tibetan Administration)は亡命を受け入れたヒマチャル・プラデシュ州に対し謝意を表現する「Thank You Himachal」イベントを5月1日までの2日間に渡り実施する。4月26日付ナブバーラト紙が報じた。
 
 同政権の国際関係担当長官が報道陣に明かしたところによると、午前9時からのイベント開会式にはダライ・ラマ14世ほか、ヒマチャル・プラデシュ州のプレム・クマール・ドゥマル首相も出席する予定となっている。
 
 ハイライトとしてはカングラ美術館(Museum of Kangra Arts)で展示される「平和と兄弟愛」をテーマとした故マハトマ・ガンディーとダライ・ラマによるメッセージ写真展となっている。
 
 2日目には、亡命政府樹立以来50年に渡り、チベット人コミュニティと深い関わりを持つ高齢の市民たちを表彰する式典が、マクロード・ガンジにあるメイン・テンプル(Tsuglagkhang)で行われる。
 
 また同時並行して、チベット医学・天文学協会(Tibetan Medical and Astro Institute)が、アーユルヴェーダの生薬を用いた無料医療キャンプを実施する。

インドチャネル 2010.4.30
http://news.indochannel.jp/

<上海万博>各国が中国のご機嫌取り、滅多に持ち出さない国宝をこぞって出展―台湾紙

2010年4月28日、台湾紙・聯合晩報は、上海万博では各国パビリオンが中国のご機嫌をとるため、滅多に海外に持ち出すことのない有名な国宝をこぞって出展すると報じた。

記事によれば、フランスがオルセー美術館所蔵の7つの国宝、セザンヌの「婦人とコーヒー沸かし」、ボナールの「化粧室」、ゴッホの「アルルのダンス・ホール」、ミレーの「晩鐘」、マネの「バルコニー」、ゴーギャンの「ミール」、ロダンの「青銅時代」を出展。いずれも1億ユーロ(約125億円)は下らない名品で、それぞれ別々の専用機で運ばれた。

イタリアはカラヴァッジオの名画「果物籠」と「果物籠を持つ少年」。デンマークはアンデルセンの童話「人魚姫」をモチーフにした「人魚姫像」で、1913年に誕生して以来、初めての海外持ち出しとなった。このほか、ルクセンブルグは「金色の少女像」、メキシコは「マヤ遺跡の柱」をそれぞれ展示するという。(翻訳・編集/NN)

レコードチャイナ 2010-04-30
http://www.recordchina.co.jp/

中国で相次ぐ児童襲撃、格差への不満はけ口か

【北京=佐伯聡士】中国南部・広東省の小学校で28日、校内に侵入した男が刃物で児童や教師を襲撃し、計16人を負傷させる事件が発生したのに続き、29日にも東部・江蘇省の幼稚園で園児らが襲われ、計32人が負傷する惨事があった。

 経済発展に伴う所得格差の拡大で、失業者や出稼ぎ労働者らの間で膨らむ不満の矛先が、児童ら弱者に向かっているものとみられる。

 新華社電などによると、広東省の事件の犯人は、別の小学校の男性教諭(33)。教室で児童らを襲った後、校舎屋上で自殺を試みたが警官らに取り押さえられた。4年前から病気で学校を休んでいたという。

 江蘇省では、ナイフを持った47歳の無職の男が幼稚園の教室で園児らに襲いかかり、園児29人を含む32人が負傷した。園児5人は重傷。男は9年前に保険会社を解雇され、マルチ商法に手を染めていたという。3月にも福建省の小学校で、小学生が男に襲われ、13人が死傷する事件があり、死刑が28日に執行されたばかり。

読売新聞 2010年4月29日
http://www.yomiuri.co.jp/

日台が包括協力覚書に調印 37年ぶり、新時代に対応

【台北共同】日本の対台湾交流窓口機関「交流協会」と台湾側窓口「亜東関係協会」は30日、地球温暖化問題のほか、災害や国際犯罪への対策など広範な分野で日台の協力と交流の強化をうたった覚書に調印した。日台間の包括的な協力文書は、1972年9月の日台断交から3カ月後に取り交わした文書以来、約37年ぶり。

 交流協会は「グローバルな環境の変化で生じた新たな問題をめぐり、協力を充実させるとともに、新世代の日台交流の担い手を育成する」と、覚書作成の目的を説明している。

 「2010年における日台の交流と協力の強化に関する覚書」と題された文書は、15項目を明記し、(1)気候変動を含む環境問題に対処するための新エネルギー開発(2)地震、台風などの災害対策(3)海上の安全・秩序の維持―などでの協力のほか、文化、青年、メディア、地方自治体などの交流促進をうたっている。

 日台は72年12月、双方の交流窓口機関の事務所設置などについての文書を作成。その後、個別分野での協力文書は交わされてきたが、包括的な関係をめぐる文書は、中国への配慮から作成されていなかった。

東京新聞 2010年4月30日
http://www.tokyo-np.co.jp/

【上海万博】万博の直接経済効果は1兆7000億円にも

【上海=河崎真澄】中国は2008年開催の「北京五輪」に続く国威発揚の場となる「上海万博」に、最終的に189カ国と57の国際機関という史上最大の出展者数を集めた。新車販売台数で昨年、米国を一気に追い抜いて世界一となるなど、強烈な消費パワーが世界を引き寄せた格好だ。万博景気への期待感も強く、会期中の直接的な経済効果だけで1264億元(約1兆7千億円)との試算がある。12年11月に事実上、任期切れを迎える胡錦濤指導部にとっても、“仕上げ”の国家的イベントになりそうだ。

 246の出展者数は、過去最大だった00年の独ハノーバー万博の170を大きく上回る。今年1〜3月期に実質経済成長率で前年同期比11・9%を記録した中国が、成長性を武器にブラックホールのような吸引力をみせつけた。

 5月1日から10月31日まで開かれる上海万博は、公式推計で史上最大の7千万人の来場者が見込まれ、実際には1億人を超えるとの予測もある。期間中の経済効果として、上海財経大学の陳信康教授は、産業面で795億元、消費面で469億元の直接的効果が表れるとの試算を発表した。地元の証券会社は来場者による消費総額を日本円換算で最大2兆円とみている。
>>>全文

産経新聞 2010.4.30
http://sankei.jp.msn.com/

上海万博に40年ぶりの台湾パビリオン 中国、統一工作を加速

【上海=河崎真澄】中国が上海万博を利用した対台湾工作を加速させている。30日付の上海紙、東方早報によると、胡錦濤国家主席は万博開会式に招待した台湾の連戦、呉伯雄の両中国国民党名誉主席や宋楚瑜親民党主席との29日の会談で、「中華民族の復興」を訴え、中台統一への下地ともなる民族意識の共有に自信を示した。上海では1970年の大阪万博以来、40年ぶりに台湾の万博パビリオン出展も認められている。

 胡主席は「台湾の万博参加は近年の両岸(中台)関係改善の重要な成果だ」と強調し、相互理解や経済協力拡大に期待を表明した。中台間で締結交渉が進められている「経済協力枠組み協定(ECFA)」については「中小企業や農民の相互利益を考えたい」と述べた。台湾本土色の強い南部の農民や中小企業の取り込みが狙いとみられる。

 上海万博で台湾館は、浦東会場Aゾーンで中国館に隣接して置かれている。道を挟んで隔てられているが、中国館を取り囲む香港館やマカオ館と事実上、同列の扱いだ。一般来場者には、台湾館があたかも中国館の“付帯設備”のようにみえる配置となっている。

 台湾館は「台北世界貿易センター」の名義で出展。中華文化の伝統儀式「天灯上げ」がテーマで、ガラス張りの建物の中に球状の液晶スクリーンが輝く。

 台湾は70年の大阪万博時に日本と外交関係があり、「中華民国」として国連にも加盟していた。

産経新聞 2010.4.30
http://sankei.jp.msn.com/

【上海万博開幕前夜】(中)会場パニック、テロや暴徒化より恐ろしい?

【上海=河崎真澄】上海万博で中国当局が最も恐れているのがテロ。そして会場に集まる来場者の暴徒化を懸念していることは、何万人もの武装警察を会場や周辺に配置していることから想像できる。万博事務局が半年の会期中に延べ7千万人、1日平均で40万人の来場者を見込む史上最大のイベント。来場者に対するエックス線検査などセキュリティーチェックは実に厳格だ。だが実際は、想像を絶する大混雑が予想される会場内で、来場者の安全確保がどこまで確保されているか、テロや暴徒より恐ろしい問題を孕(はら)んでいる。


検証(1)入場門の壮絶

 中国国営新華社通信によると、4月20日に始まった上海万博の会場内での運営リハーサルで、25日までに、300人余りが負傷した。大混雑の中で足をくじいた人や、転倒して右手首を骨折した人もいたとされる。

 実際に20日のリハーサル初日の朝、上海万博メーンゲートで実体験した混雑と混乱ぶりは想像を絶するものだった。1人あたり平均で18秒かかる持ち物と身体のエックス線検査、係員による身体検査を待つ中国人の長い列は、外国人に強烈な恐怖感を与える。割り込みや怒鳴りあい、人に体をぶつけてくることなどは当たり前。突然開いたゲートへの殺到はおろか、転んだ人も踏みつけられ、車いすやベビーカーも転倒する。

 小さな子供を抱えていた中国人の父親などは、金属製の柵(さく)の反対側にいた係員を何事か怒鳴り散らして子供を手渡しし、自分と妻は柵を乗り越えて、安全検査も入場券チェックもないまま会場内に姿を消した。

(上)「万パク」狂想曲

>>>全文

産経新聞 2010.4.30
http://sankei.jp.msn.com/

弾圧されたチベット知識人リスト

以下、チベットNOW@ルンタより
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チベットでは最近、作家、歌手などが次々に逮捕されている。
これは、中国も批准している「市民的及び政治的権利に関する国際規約(自由権規約・B規約)第19条」に規定されている、言論と表現の自由を明らかに侵害するものだ。

チベット人、タシ・ツェリン氏が最近、拘留、逮捕、懲役刑を受けたチベット人知識人17人をリストアップしてくれた。
(もちろんこれで全てではない、一部だ)
>>>全文

チベットNOW@ルンタ
http://blog.livedoor.jp/

工場爆発、千人に中毒症状 中国浙江省

香港の人権団体、中国人権民主化運動ニュースセンターが29日伝えたところによると、中国浙江省東陽市横店で27日夜、化学工場が爆発して有毒ガスが漏れ、周辺住民ら千人以上が中毒症状を訴えて病院に運ばれた。

 また、現場を取材していたテレビ局の記者1人が地元当局者に殴られて負傷した上、テレビカメラを没収された。

 同センターによると住民らには、めまいや吐き気などの症状が出た。症状の程度や爆発の原因などは不明。

 横店は大規模な映画撮影所があり「始皇帝暗殺」などの大作も撮影された「中国の映画村」として知られる。(共同)

産経新聞 2010.4.29
http://sankei.jp.msn.com/

【上海万博】各国首脳ら続々訪中、中国の“万博外交”スタート

【上海=川越一】胡錦濤国家主席ら中国指導部が、上海万博の期間中、訪中する各国首脳らと活発な“万博外交”を展開する構えを見せている。28日には胡主席が、外国要人のトップを切って中国入りしたフランスのサルコジ大統領と北京で会談。国際協調の姿勢を強調して友好ムードを演出するなど、狙い通りのスタートを切った。

 サルコジ氏といえば、チベット問題に絡んだ2008年北京五輪開会式の欠席騒動が記憶に新しい。中国国営新華社通信によると、会談ではそのサルコジ氏が「世界に中国は一つ。台湾もチベットも中国の一部だ。1964年の国交樹立以来、フランスの政策は一貫しており、何の変化もない」と発言。人民元切り上げを迫られる中国に配慮してか、為替不均衡をめぐる非難の応酬は生産的ではないとの認識も示した。

 開幕前日の30日の開会式にはサルコジ氏のほか、韓国の李明博大統領、北朝鮮のナンバー2、金永南最高人民会議常任委員長、欧州連合(EU)のバローゾ欧州委員長らが出席する。日本からは仙谷由人国家戦略担当相、米国はハンツマン駐中国大使が参加の予定。10月末の閉幕までに訪中が見込まれる外国要人は100人近くに上る。

 中国の楊(よう)潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)(けつち)外相は3月、「上海万博は上海のものであるだけでなく、中国の、世界の万博だ。各国の人々が発展の成果を展示し、理解と友好を進め、ともに発展するために重要な場を提供する」と述べ、“万博外交”を今年の外交の重点の一つに挙げた。

 28日にクウェート、ブータン、ブルキナファソの不参加が明らかになったものの、上海万博には史上最多となる約240の国と国際機関が参加する。会場の面積、予想来場者数も歴代1位。温家宝首相らと各国要人を迎える胡主席は、世界経済の回復につながるイベントと位置づけている。

 世界一づくしの上海万博を舞台に繰り広げられる中国の“万博外交”には、経済大国へと発展した姿を誇示すると同時に、各国との交流を進め中国脅威論をかわす狙いがうかがえる。

産経新聞 2010.4.29
http://sankei.jp.msn.com/

食品安全で取り組み促す 北京で第4回日中議員会議

訪中している参院日中交流議員団(大石正光団長)は29日、北京の人民大会堂で、全国人民代表大会(全人代=国会)の李建国・常務委員会副委員長らと「第4回日中議員会議」を開いた。大石氏は、中国製ギョーザ中毒事件の容疑者逮捕を受け、食品安全面での信頼回復に期待を表明し、中国側の一層の取り組みを促した。

 会議では、日中関係や国際・地域情勢、気候変動問題などをめぐり意見交換。全人代側から東アジアの地域統合を目指すべきだとの発言があったほか、朝鮮半島問題などをめぐる日中協力の重要性を指摘する声も出た。

 日中議員会議は2007年に日本で初開催。参院と全人代の代表団が年1回、相互訪問する形で続けている。今回の会議では、若手議員の交流促進でも一致した。(共同)

産経新聞 2010.4.29
http://sankei.jp.msn.com/

気候変動でホットライン設置 中国とEU

中国の温家宝首相は29日、訪中した欧州連合(EU)のバローゾ欧州委員長と会談し、双方は気候変動問題での協調のためホットラインを設置することで合意した。

 コペンハーゲンで昨年12月に開いた気候変動枠組み条約の第15回締約国会議(COP15)では、途上国の立場を強調する中国とEU諸国との対立が表面化していた。昨年12月のEU新基本条約、リスボン条約発効後の委員長の訪中は初めて。

 会談後に共同記者会見したバローゾ委員長は、閣僚レベルでのホットライン設置や定期的な協議の実施で合意したことを明らかにし、COP15後の進展として評価。温首相は「気候変動問題への対応で双方の共通認識は対立点よりはるかに大きい」と述べ、中国の前向きな姿勢を強調した。(共同)

産経新聞 2010.4.29
http://sankei.jp.msn.com/

【上海万博開幕前夜】(上)「万パク」狂想曲

【上海=河崎真澄】中国で5月1日に開幕する上海万博。242の国と国際機関が参加し、半年の会期中に7千万人以上の来場者を見込むという史上最大規模で、北京五輪に続く中国の威信を世界に示す国家イベントだ。ただ「量と質」が必ずしもバランスしないのが、この国の常。開幕前夜のドタバタ劇を3回にわたって現場から報告する。

                 ◇

 上海万博をめぐっては相次ぐ盗作、模倣、偽造などの疑惑が噴出。「万事がパクりの上海万パクじゃないのか」との厳しい見方が内外で広がっている。


事例(1)「PR曲」

 独自の作曲とされたPR曲「2010等●(ニイ)来」のメロディーがシンガーソングライター、岡本真夜さんのヒット曲「そのままの君でいて」にそっくりだと国内でネットユーザーに指摘され、あわてた万博事務局が曲の使用を停止した上、岡本さん側にこの曲の使用権を求める騒ぎがあった。

 盗作を事実上、認めた形だ。しかし、PR曲の作曲者、繆森(ぼく・しん)氏が盗作疑惑を否定する声明を発表して混戦模様に。そこに中国の程永華駐日大使が27日、「中国は著作権保護に真剣で、関係部署が調べている。(もし盗作が)はっきりすれば厳しい姿勢で臨まなければならない」と述べ、なにが真実でなにがウソなのかわからない事態になった。

  ●=にんべんに「尓」

>>>全文

産経新聞 2010.4.29
http://sankei.jp.msn.com/

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