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チベット、ネパール、モンゴル、ウイグル、中国、ネパール、インドなどの情報を集約 -- Tibet-Uyghur-South Mongol issues, China, Bhutan, Nepal, India and etc related human right, freedom and peace

2009年03月

警官の暴虐ビデオは本物,亡命政府発言

ダラムサラ,3月26日 : 中国政府が,中国警官が非武装で手錠をはめられたチベット人を殴打しているビデオ映像が,「偽物」であると無視しようとしている中,ここダラムサラを拠点とするチベット政府は,ビデオは本物であり,ビデオの記録映像の信憑性を証明できると,自らのウェブサイト上で述べた。

「私たちは信頼性を拠り所にしている。これら記録映像が本物であることを保障することができる」と今年で55歳になるチベット亡命政府の報道官Thubten Samphel氏は述べた。

記録映像で証言されていることは,2008年のような事が最近においても,チベットにおいて現実に事実として起こった事であると,彼は述べた。

チベット亡命政府は,先週メディアに公開した。このビデオは貴重なビデオ映像記録と呼ばれ,中国の武装警察がチベット人抗議活動者に対し(警察官としての節度を明らかに越えた不法な)極端な暴虐行為を行なっている様子が記録されていた。暴行を受けているチベット人抗議者たちは,昨年3月以降,中国の支配に講義していた人たちだ。

月曜日以来,ビデオを配信しているユーチューブは,中国国内で遮断されている。(中国政府による)検閲であることが確認されており,グーグルは自社のウェブサイトで,中国へのデータ配信が制限されるようになってきたのは月曜日からであると言っている。そして,火曜日の朝にに完全に遮断されてしまった。

中国政府の報道官は次のように述べたとBBCでは報じている。「私たち(中国政府)は,積極的なインターネットの利用を奨励しているが,(中国共産党政府を維持することだけを目的とし,漢人支配と異民族同化を積極的に推進し,海外の資源を収奪し,一部の裕福層のみが肥え太るために民を苦しめることを前提とした?)中国の法律に叶った運用を行なっているに過ぎない」

亡命チベット政府は次のように言っている。このような中国警察の警棒を狂ったように振るって行なう残虐非道な暴虐な殴打によって,2009年1月31日までに,220人のチベット人が死亡し,1千294人を上回るチベット人が生きるか死ぬかの重傷を負っており,実際の人数のごく一部に過ぎないと。

(jiro氏訳)

〜Phayul(パユル=祖国) 2009年3月27日

 

3月28日 「農奴解放記念日」制定に抗議するデモ(東京)

日時: 3月28日(土)
集会開始 15:00
デモ出発 16:00
デモ帰着 17:10

場所:  宮下公園南側集会場 集合/解散
ルート:宮下公園〜青山通り〜表参道〜神宮前〜明治通り〜
神宮前6丁目右〜東電電力館前左〜神南1丁目〜
渋谷駅前交差点左〜宮益坂下交差点左〜宮下公園

内容:チベットでの「農奴解放記念日」制定に抗議する

主催:市民団体「名も無き市民の会」

>>>>詳細

3月29日 花祭り ピ−ス・キャンドル(平塚)

昨年のチベット蜂起を契機として始まったキャンドルナイト@TERRAは、チベット人・中国人を問わず、犠牲になられた方々を追悼し、チベットと世界の平和を祈ることを目的とする。

厳戒態勢のなかで大規模な抗議活動が起きた直後であることを受け、多くの皆様のご参加を呼びかけている。

この50年から今日まで、犠牲者への追悼、平和への祈願の気持ちをキャンドルの灯火に託し、慈しみの心をいっそう揺るぎないものとし、静かに祈りを捧げる。

詳細:http://www.candle-terra.org/

インド政府と人々に宣言された五日間の感謝祭

インド感謝祭が開幕

ニュー・デリー,3月26日 : インド政府と人々に宣言された五日間の感謝祭が今日,インドの首都で,チベット亡命政府の総理大臣Aamdhong Rinpoche博士によって開幕した。

このインド感謝祭は,亡命チベット人の50周年として注目されている一連の行事の一つである。1959年に中国支配に反対して立ち上がったチベットの人々の失敗に終わった騒乱は,チベット人指導者ダライ・ラマ法王様と数千もの人々を亡命へと追いやった。亡命した人々の多くは,インドに避難した。

インド国際センターで行なわれた式典の主賓としてヒンディー語のスピーチで,Samdhong Rinpoche博士はインド政府と50年間にわたる親切なもてなしに感謝した。

この感謝祭は,インド国際センターと,中央チベット政府の情報・国際関係省(DIR),そしてニュー・デリーにあるダライ・ラマ法王庁との共同主催である。

このイベントはまた,「教育,文化保護(護持),共同体の立ち上げ,ダライ・ラマ法王様の指導の下,チベットの人々の基本的アイデンティティ(自己認識)の保護(護持)という素晴らしい足跡を残したチベット難民の貢献と不屈の努力(実績)」を称えるためのものでもあると,亡命政府のウェブサイトは述べている。

感謝祭の主要な呼び物としていくつか挙げると。映画やドキュメンタリーの上映や文化展示などがある。文化展示には,タンカの絵画,金属の彫像,木の彫刻,伝統的な絨毯や(既婚女性が身に付ける)エプロンの機織り,そして古代チベットの文献がある。

他にも注目を集めるものがある。一連のチベットの仏教や文化そして環境の講義がある。これらは,各々の問題(課題,議題,論点,争点)において,何人ものもっとも有名なチベット人やチベット人以外の人的資産(講師陣,専門家たち)によって行なわれる。

ダライ・ラマ法王様は,最終日3月31日に出席され,このインド感謝祭を光輝あるものとするだろう。

(訳jiro氏)

〜Phayul(パユル=祖国) 2009年3月27日〜
http://www.phayul.com/news/article.aspx?id=24298

プライバシー擁護団体、中国の「YouTubeアクセス遮断」を批判

米国ワシントンD.C.に本拠を置く非営利のプライバシー擁護団体「CDT(Center for Democracy and Technology)」でコミュニケーション担当ディレクターを務めるブロック・N.ミークス(Brock N. Meeks)氏は、3月24日のブログ・エントリで、中国政府を以下のように批判している。

「中国政府は、YouTubeとその親会社である米国Google、さらには中国のユーザーに対して何も説明していない。(中国の)政府高官は、彼らにしか理解できない不可解な対応をしている」

また同氏は、「中国政府がいくら目隠しをしても、同国の見えすいた対応は世界中が注視している。天安門事件20年周年が迫るなか、中国は体制転覆につながるようなデジタル・プロパガンダが、ネットワーク経由で自国に流れ込む可能性の芽を摘もうとしているのだろう」とも指摘している。

>>>詳細

(Sharon Gaudin/Computerworld米国版)


“面従腹背”強めるチベット〜大量宣伝と治安部隊で押さえ込み

中国は28日、チベット地域の統治権確立を宣言してから50年を記念して、政府が新たに制定した「100万農奴解放記念日」を迎える。この記念日を通じて、政府は共産党によるチベット統治の正当性を強調し、「主権に危害を及ぼす犯罪活動に打撃を加える」(公安省)と威信をかけて騒乱を押さえ込んでいる。しかし、治安部隊の大量動員や国営メディアを通じた当局の大がかりな宣伝活動、チベット族の僧侶に対する愛国教育にもかかわらず、僧侶らは“面従腹背”の傾向を強めているのが実情だ。>>>続く

(産経ニュース)

※参考:面従腹背 =「表面上は従うように装うが、内心は反抗すること」

警察,自殺したRagya僧侶の一族を尋問,三名の拘束者の身元が判明

http://www.phayul.com/news/article.aspx?id=24284

警察,自殺したRagya僧侶の一族を尋問,三名の拘束者の身元が判明
パユル(祖国) [2009年3月25日 水曜日]
Kalsang Rinchen記者

ダラムサラ,3月25日 : Ragya僧院の僧院管理者と一緒に逮捕された四人の僧侶の内の三人は,日曜日にSoepa氏とされていたPalden Gyatso氏(42歳),Gyaltsen氏(34歳),Jamyang Khedup氏(27歳)である。

今,そこで生活しているRagya僧院の元僧侶Jamyang Tenzin氏は,パユル紙に対し,逮捕された僧侶たちは,3月21日の抗議活動を率いたと疑いを掛けられているという。

当局者たちは,僧院の管理者である僧侶たちが,現在,Ragyaで拘束されており,すぐに釈放されるだろうと言ったと,Tenzin氏は述べている。

幾人かの市民もまた土曜日に逮捕されたとTenzin氏は付け加えた。Ragya僧院のTashi Sangpo氏が自殺したことを受けて,数千人のチベット人が通りに繰り出した時だという。逮捕された市民の中の一人は,Yanglo氏(54歳)と判明しているが,他の人たちの詳細は明らかにできな
かった。

一方,Tashi Sangpo氏の親族・家族・友人を含めて,およそ50人の人々が,Ragya僧院から2kmほど離れた所にある警察署で尋問を受けたと,Tenzin氏は述べた。

強力な部隊編成の中国軍が,GolokとXiningから呼ばれている。数千もの怒ったチベット人たちは,Tashi Sangpo氏の自殺の知らせを聞いた後,通りに繰り出した。

Ragyaは,高地地帯と低地地帯には分かれている。それぞれを,地元の人は,YaphukとMaphukと呼んでいる。軍隊は,現在,これらの地帯の両方に展開し配置についている。

(訳jiro氏)

中国:チベット僧に警官が暴行? 動画サイトに映像

動画共有サイト「ユーチューブ」は25日夜までに、チベットで撮影したとみられる映像を放映した。撮影場所、日時、撮影者などは特定していない。英BBCやAP通信も同日、動画の存在を報じた。BBCが報じた動画は47秒前後。濃緑色の制服姿の警官が、手足を縛られ地面に伏せている市民や僧侶を殴るなどの暴行を加えている。(毎日)

http://mainichi.jp/select/world/news/20090326ddm007030096000c.html

ビデオ動画:暴かれた中国の残虐行為

昨年、チベット全土で起きた抗議運動の模様を捉えた数々の映像が世界中のメディアで大々的に放映された。ここに紹介するのは、抗議活動に参加したチベット 人に暴行を加える中国武装警察部隊の様子、苦痛に喘ぐ囚人の姿、そしてラサに駐留する武装警察部隊の様子をおさめた貴重な映像で、中国外に持ち出された数 少ない記録の一つである。>>>続き(ダライラマ法王東京事務所)

※警告:このビデオクリップには凄惨な暴力シーンなど、不快感を与える可能性のある映像が含まれます。ご視聴の際はご注意ください。


【緊急の支援お願い】G20サミットロンドン会議へ向けた要請アクション

【緊急アクションのお願い】

来る4月2日に、G20サミットロンドン会議が開催されます。
その各国首相が集まるタイミングにおいて、英国首相であるゴードン・ブラウン氏に向けて、チベット問題に関する要望書を日本から送るアクションにご協力していただきたいというものになります。

このアクションは、世界のチベット支援団体200あまりを総括するインターナショナル・チベット・サポート・ネットワークの要請によるものです。(下記リンク参照)
http://www.tibetnetwork.org/urgent-action1

日本からはTSNJが代表という形で要請書を送ることになっておりますが、一般のチベット支援者の方々からも個別に要請書をがんがん送ってもらいたいとのことです。期間は短いですが、日本の支援者の方々のご協力を是非ともお願いします。

皆さんのご支援よろしくお願い申し上げます!



【アクション1】中国国家主席への要請

下記のURLから、中国国家主席胡錦濤に直接eメールを送れます。英文の要請書がデフォルトで書かれていますので、各自署名して送信するだけです。

http://org2.democracyinaction.org/o/5380/t/5114/p/dia/action/public/?action_KEY=313



【アクション2】ブラウン首相への要請
下記、URLよりブラウン首相への要請書がダウンロードできますので、ご自分の名前を直筆署名して要請書をファックスします。(郵送だと間に合わない可能性が高いので)

<ブラウン首相にG20でチベット問題について言及するよう求める要請書(英文)>
http://www.tibetnetwork.org/sites/default/files/Gordon%20Brown%20G20.doc

※当然ですが、ブラウン氏はイギリス人だから英語になっております。

<ブラウン首相へのFAX番号>
+ 44 20 7925 0918

どこかの電話会社で
マイライン登録をしていらっしゃるようでしたら
010-44-20...

登録していない場合は
001(KDDI)
0033(NTTコミュニケーションズ)
0061(ソフトバンクテレコム)
の3つの中から一つ選んでダイヤルしてから

010-44-20....
例) KDDIを使う場合は 001-010-44-20...

<要請書の和訳文>

ゴードンブラウン首相

4月2日のG20サミットにて、中国国家主席胡錦濤に対してチベットの深刻な現状に対して言及していただきたく手紙を差し上げます。

ご存知のように、チベットは現在、動乱の鎮圧を試みる中国により、事実上戒厳令下にあります。
そのような警備の強化にあっても、1月以降少なくとも8回の抗議行動が行われていることは、チベットの人々の深い不満を克明に表した行為であり、驚きに値することではありません。その不満はチベットの置かれている現状はもちろん、中国の60年間にも及ぶチベット支配の中でダライラマの平和的解決に対する努力に対して前向きに反応してこなかったことが大きな要因です。

チベットのすべての世代のチベット人がダライラマを亡命に追い込んだ日の50年目の記念日として追悼の意を称している、不安定な時期に、中国の党局は昨年起こった抗議行動から何も学ぶことなく取り締まりを強化しているのです。

私たちが昨年目撃した虐殺を防ぐためには、国際社会の迅速かつ一致団結した行動が必要不可欠です。よって以下の点を多国間協議のもとで、または個々の国からとして訴えることをお願いします。

*G20にて多国間、または一国から胡錦濤に対してダライラマまたはその特使団と会見しチベット問題の解決に向けた真剣な話し合いがなされるよう強く関与する。

*G20にて、胡錦濤から直に 中国政府による武器を持たない民間人に対する破壊武器の使用を含む、行き過ぎた武力行使の中止する保証を取り付ける

* 昨年3月の一連のチベット地域における騒乱に関して、国連拷問禁止委員会による完全で独立した調査を受け入れるよう、中国政府に対して要請。(2008年11月拷問禁止委員会ジュネーブでの中国代表団への最終勧告)

首相はG20サミットの開催国首相として、リーダーシップを発揮し、サミット参加国の首脳陣に働きかけ、以上のお願いを実行に移すことのできるまれな機会にあります。

昨年10月に出されたイギリス外務大臣の声明で以下のように詠われた、チベットに対する新たなる責任の精神を実行していただきたくお願いします。

“No government which is committed to promoting international respect for human rights can remain silent on the issue of Tibet, or disinterested in a solution to its problems….Britain has been clear under this Government about our commitment to the people of Tibet. We remain deeply concerned about the human rights situation there.”

『世界の人権を尊重する国家という国家は、チベット問題に関して黙秘、または問題解決について無関心ではいられない。イギリスは現政府の名に置いて、これまでにもチベットの人々に対する義務を明確に示して来た。
(チベットにおける)人権状況に対してこれまでと変わらず深く憂慮するものである。』

敬具



【アクション3】麻生首相に要請

下記の雛形文を使っていただき、麻生首相へ向けて要請書をeメールします。

〜ここから〜

麻生内閣総理大臣殿

4月2日のG20サミットにて、中国国家主席胡錦涛に対し、チベットの深刻な現状に関して言及していただきたく手紙を差し上げます。

ご存知のように、チベットは現在、動乱の鎮圧を試みる中国により、事実上戒厳令下にあります。
そのような警備の強化にあっても、1月以降少なくとも8回の抗議行動が行われていることは、チベットの人々の深い不満を克明に表した行為であり、驚きに値することではありません。その不満はチベットの置かれている現状はもちろん、中国の60年間にも及ぶチベット支配の中でダライラマの平和的解決に対する努力に対して前向きに反応してこなかったことが大きな要因です。

チベットのすべての世代のチベット人が、ダライラマを亡命に追い込んだ日の50年目の記念日として追悼の意を称している不安定な時期に、中国の当局は昨年起こった抗議行動から何も学ぶことなく取り締まりを強化しているのです。

私たちが昨年目撃した虐殺を防ぐためには、国際社会の迅速かつ一致団結した行動が必要不可欠です。よって、以下の点を多国間協議のもとで、日本国として訴えることをお願いします。

*G20にて多国間、または一国から胡錦濤に対してダライラマまたはその特使団と会見し、チベット問題の解決に向けた真剣な話し合いがなされるよう強く関与する。

*G20にて、武器を持たない民間人に対して、破壊武器の使用を含む、中国政府の行き過ぎた武力弾圧を中止する保証を胡錦濤から直に取り付ける。

* 昨年3月の一連のチベット地域における騒乱に関して、国連拷問禁止委員会による完全で独立した調査を受け入れるよう、中国政府に対して要請する。(2008年11月拷問禁止委員会ジュネーブでの中国代表団への最終勧告に基づく)

首相におきましては、G20サミットの参加国首相として、リーダーシップを発揮し、サミット参加国の首脳陣に働きかけ、上記項目を実行に移すことを中国政府に強く要請していだきたくお願い申し上げます。

敬具

(日付と自分の名前を書く)

〜ここまで〜

<メールでの送付(送付先に内閣府、外務省をチェック)>
https://www.e-gov.go.jp/policy/servlet/Propose

平和会議中止となる。ダライ・ラマのビザ騒動のため

http://www.phayul.com/news/article.aspx?id=24277

平和会議中止となる。ダライ・ラマのビザ騒動のため,
パユル(祖国) [2009年3月24日 火曜日]
ダラムサラ,3月24日 : 組織運営側は南アフリカでの平和会議の延期する。このことは,南アフリカがチベット人指導者ダライ・ラマへのビザ発給を拒
否した後に決定された。野党からの強力な批判に加え,世界中からの激しい非難に晒され,南アフリカ政府は集中砲火の火だるま状態になっている。
(jiro意訳)

「私たちは,別途通知があるまでの間,平和会議の延期を決定した」と,ロイターは,南アフリカ2010年組織運営委員会議長Irvin Khozaが火曜日に述べた言葉を引用して報道している。彼は言った。招待された全ての人たちが出席できるまで(平和会議の開催は)延期されることになると。

ロイターは,数人のノーベル平和受賞者がビザ禁止を問題視して会議への出席をボイコットすると脅しを掛けたと伝えている。しかし,南アフリカ政府は,自
らの決定を支持している。南アフリカの地元メディアは,巨大な投資者であり貿易相手である中国からの圧力の後,ビザが拒否されていると伝えている。

73歳のチベット人ノーベル受賞者は,誉れ高き平和賞の他の受賞者たちと合流する予定だった。これらの受賞者たちとは,2010年ワールドカップをホスト国として準備している南アフリカが,人種差別と排外主義と戦うための手段としてのサッカーを活用する方法を討議する金曜日の会議に出席するネルソン・
マンデラ氏,FW・デクラーク(ド・クラーク)氏も含まれている。

政府の報道官Thabo Masebeは,「ダライ・ラマの存在は,今の時期,南アフリカにとって最善の関心とはならない」と(主張)した報道について語った。

「私たちは,自分たちの決定を支持している。いかなるものも変えることはできない。ダライ・ラマ法王は南アフリカには招待されないだろう。私たちは,現在よりワールドカップの間は,彼にビザを与えない」

(jiro注:中国系メディア?の報道をそのまま引用して政府の言葉として語る報道官とは,どのような人なのだろうか?また,そのような政府決定を行なう政府とは,どのような政府なのだろうか?)

ダライ・ラマ法王にはビザの発給を拒否するという決定は,この国の対立野党から深刻な批判を浴びている。この対立野党は,1994年にアパルトヘイト(人種隔離政策)を終結させて以来,民主化と人権の雛型たる存在として自党に誇りを持っている。

ダライ・ラマ法王は,同じノーベル平和賞受賞者仲間であるDesmondツツ元大主教やFW・デクラーク元南ア大統領そしてネルソン・マンデラ氏と共に,会議への参加を招待されていた。

(以上,和訳終わり)

参考記事(毎日新聞) 南アフリカ:ダライ・ラマ14世のビザ発給拒否 (3/24)
http://mainichi.jp/select/world/news/20090324k0000e030029000c.html

過去投稿での関連記事
【phayul】ダライ・ラマ法王,南アフリカへの渡航を拒否さ-れる:活動家 (3/23)
http://groups.google.co.jp/group/2008tibet/browse_thread/thread/477f8...

【phayul】ノルウェーのノーベル委員会,ダライ・ラマ法王-へのビザ発給拒否を非難:チベット団体 (3/24)
http://groups.google.co.jp/group/2008tibet/browse_thread/thread/b4aea...

南ア、ダライラマ法王のヴィザ発給拒否

W杯までビザ発給せず ダライ・ラマに南ア

http://sankei.jp.msn.com/world/china/090324/chn0903242226006-n1.htm

2009.3.24 22:26

チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世 南アフリカの大統領報道官は24日、ヨハネスブルクでの平和会議に出席予定だったチベット仏教最高指導
者ダライ・ラマ14世への査証(ビザ)発給を拒否したことをめぐり、2010年のサッカー・ワールドカップ(W杯)南ア大会以前にダライ・ラマに対しビ
ザは出さないと述べた。

平和会議はW杯関連のイベントで、ツツ元大主教やマンデラ元大統領らノーベル平和賞受賞者らが参加予定だった。主催者は、ビザ発給拒否に抗議してツツ氏らが参加を取りやめたことを受け、開催延期を決めた。新たな開催日は決まっていない。

中国外務省の秦剛副報道局長は24日、ダライ・ラマ14世に対し南アフリカが査証(ビザ)発給を拒否したことについて「チベットの独立に反対する国家
を称賛する」と述べ、南ア政府の対応を高く評価した。

(共同)

映像「チベットでの中国の残虐〜China's Brutality in Tibet」

チベット亡命政府が製作した映像。

http://www.youtube.com/watch?v=R42YK84yuSI


チベットで行われている残虐行為の実証ビデオ
以下ICTのレポートの翻訳です。(翻訳者の許可を得て掲載)

映像はここからダウンロードできます。
http://www.tibetonline.tv/torture/
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2009年3月20日 ICT

http://www.savetibet.org/media-center/disturbing-new-footage-police-b...

チベットで行われている残虐行為の実証ビデオがチベット亡命政府によって発表される

3月10日の民族蜂起記念日の直後、2008年にはじまった抗議行動後からの、チベット人に科せられた警察による残虐行為の数々の映像がインド,ダラムサラにあるチベット亡命政府によって発表された。
写実的で残酷な映像は: http://www.tibetonline.tv/torture/. からダウンロードして視聴できるが、見るものの多くは余りの残虐さに目を覆うであろうと思われる、この映像には、(拷問の結果死に至った)チベット人の医療処置の過程なども含まれ、ビデオの提供者についての詳細は身元の安全を守るため、すべて消されている。

インド、ダラムサラのチベット亡命政府の声明は”昨年の動乱についての映像は世界中に報道されたが、今回、発表される映像に含まれるのは、警察による抗議行動参加者に対する殴打、拘束者の死や苦痛、ラサ市街地の軍隊武装された様子など、必死で外の世界に持ち出された貴重な映像である。”と語った。

これらの映像は明らかに中国政府によるチベット人拘束者に対する拷問や暴行行為の否認に意義をとなえるものである。
北京党局は一連のチベット高原で起きた動乱を3月14日ラサで起きた一回の暴動として位置づけている。
中国国営放送では3月14日以降、数週間に渡り、僧侶らが警官隊に投石(と報道)するシーンや抗議者らが店のショーウィンドウを壊す様子や、黒煙の上がるラサ市内で黒こげになった車など、作為された報道映像を流し続けた。

中国政府がチベット人を射殺や、拷問死にいたられている事実を隠蔽しようとする間に、同政府は”3月14日”事件に関するDVDまで作成し,世界中の中国大使館に配布された。
現在、チベットに関する情報を国外に洩らさないための対策としてとられている党局による厳しい対策や、その恐怖から入手が大変困難であり、本日チベット亡命政府によって発表された拘束中のチベット人の写実的な拷問などを含む映像は2008以降初めてのドキュネンタリー映像といえる。

第一章ではチベット人僧侶と檀家チベット人らが拘束後、地面に転がされ、警棒で連打されているシーンに、もう一人のチベット人が地面を引きずられてくる。
両手首ともロープできつく縛られた状態で、片一方の手首を肩から回して背中で縛るという中国の刑務所で良く使用される、最も苦痛を伴う方法で縛られたまま、四川省のなまりのきつい中国語と、中の一人はチベット語で罵倒している。
途中、中の一人が鎮静する様子も見られる。
警察が(縛られて、寝転んだままの)チベット人に罵倒している言葉を聞き取るのは困難だが、以下の言葉が聞き取れる。

『逃げてみろ!逃げてみろ!』
『もうこれで分っただろ!』(チベット語)
『もういい、もういい、もういい。』(同僚に対して、唯一の鎮静を求める声。中国語)
『伏せていろ!伏せていろ!』(中国語)
『そいつを押さえろ!』(中国語)

これらの映像は大変残酷で正視するのが困難だが、2008年3月以降のチベット人抗議行動参加者に与えられた現状は警棒で連打されるよりももっともっと,残虐を極めている。
拘束者の多くは電気ショックなどをもちいた残虐な拷問にかけられ、刑務所や収容所でもっとひどい暴行を加えられている。その結果多くのチベット人が、四肢の脱臼、骨折、肢体の変形、精神的な後遺症に苦しんでいる。

チベット亡命政府,国際情報局によるプレスリリースの全文は以下;

公表;チベットで中国の残虐行為

⇒映像1(phayul)
⇒映像2(ダウンロード); http://www.tibetonline.tv/torture/


ダラムサラ;

昨年の動乱についての映像は世界中に報道されたが、今回、発表される映像に含まれるのは、警察による抗議行動参加者に対する殴打、拘束者の死や苦痛、ラサ市街地の軍隊武装された様子など、必死で外の世界に持ち出された貴重な映像である。

チベット中央議会の発表によると2009年1月31日付けで、これら一連の暴行によるチベット人死亡者は220人、,294人は重傷を負ったとされ、また5,600人以上が逮捕され、内290人が判決を言い渡され、1000人以上ものチベット人が行方不明になっています。

これまでに中国警察による抗議行動者に対する残虐行為を記録して、チベットの外に持ち出された真実の映像で、強烈かつ見るものに深い痛みを伴ったものでは、1988年のジョカン寺の集団暴行の様子があります。

昨年3月以降の連鎖的に広まった抗議行動に続き強化された弾圧後、中国党局はチベット人拘束者に対して暴行、拷問を使用してきたにも拘らず、中国はこれまで繰り返しチベットにおける拷問の使用を否定してきた。

中国外務省は昨年11月の国連拷問禁止委員会による中国警察による広く使用される拷問の報告を、”無実で抽象的である”とし拒否し、委員会審議メンバーを中国に対して”偏見”を持っていると非難した。

しかしながら、これらの映像が2008年以降の最近のチベットの生きた証言である。

これらの映像は2008年3月10日からチベット全土で連鎖的に起こった抗議行動に参加したチベット人を中国警察が殴打している数少ない貴重な証拠映像である。
これは2008年3月114日ラサの近くで起きたと聞いている。
映像は手錠をかけられロープで縛られた状態のチベット人拘束者を殴打している様子を克明に伝えており、拘束者に対する国際法の侵害行為である。

2つ目の映像は中国携帯電話企業に勤める若いチベット人テンダーについて。
彼は惨い殴打ののち、中国党局による残虐な行為によって苦しめられた。
テンダーは3月14日に、出社途中に目撃した一人の僧侶
が中国警察によって殴打されるのを止めようとしたにすぎないのです。

彼は、火で焼かれ、タバコの火でやけどをおわされ、右足に釘を打ち込まれ、電気棒で惨い殴打を受けました。彼の負った傷や打撲の生々しいあとは、中国党局による行為の証拠です。

病院に収容された彼の明らかに最低な傷の手当も与えられていなかった、壊死状態にあった傷を見て、医者や看護師らは大変なショックを受けたということ。

壊死状態にあるビニールで覆われただけの傷口を,映像ははっきりと捉えており、彼の家族が膨大な治療のための費用を用意し、
やく2.5kg分の壊死いた部分の摘出を行い、出来るだけの処置がとられたが、彼が回復することはなかった。

彼は、2008年6月19日,怪我により死亡した。

伝統に従って鳥葬で葬られている時,爪が「右足の中」にあるのが見つかったと記者声明で述べられた。

三つ目の記録映像は,ラサに展開し配置についている重武装の武装警察軍部隊を映し出した。今月の3月10日,チベット人が国家的規模で蜂起した50周年を迎える直前の時期のものである。
「ラサと他のチベット人地域は全て,未だ,実質的な戒厳令下にある」と亡命政府は記者声明で述べた。
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⇒phayulサイト

昨年、中国の死刑執行3.5倍に 国際人権団体報告

国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(本部ロンドン)は24日、2008年に世界25カ国で少なくとも2390人の死刑が執行されたと発表した。07年の1252人から大幅に増えた。昨年夏に北京五輪を開催した中国での死刑執行は全体の7割強を占め、前年より約3・5倍に増加していた。

http://sankei.jp.msn.com/world/china/090324/chn0903241105002-n1.htm

中国、YouTubeは遮断しても「インターネットを恐れていない」

「中国はインターネットを恐れていない」。中国外務省は3月24日にそう述べた。だが、人気の動画共有サイトYouTubeへのアクセスは遮断されているようだ。

検索最大手米Googleの傘下にあるYouTubeは23日遅くから、中国から利用できなくなっている。中国はインターネットのフィルタリングにより、共産党に批判的なコンテンツに国内からアクセスできないようにしている。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0903/25/news048.html
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